総合診療専門医 研修プログラム
施設群について
本研修PGは基幹施設1、連携施設15の合計16施設の多様な施設群で構成されます。
施設は主に東京の二次医療圏に位置しています。
専門研修基幹施設
順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科 |
専門研修連携施設
順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター |
東京都江東区の各種専門診療を提供する急性期病院 |
順天堂大学医学部附属練馬病院 | 東京都練馬区の各種専門診療を提供する急性期病院 |
新島村国民健康保険診療所 本村診療所 |
東京都の島諸地域の診療所である。家庭医療を専門とする総合診療医が常勤しており、家庭医療、在宅医療、予防医療に積極的に取り組んでいる。 |
愛知県厚生農業協同組合連合会 足助病院 |
愛知県豊田市に位置する公的病院で、へき地医療拠点病院である。「在宅医療から急性期まで」を合言葉に地域完結型の医療・介護に取り組んでいる。 |
愛知県厚生農業協同組合連合会 知多厚生病院 |
愛知県知多郡美浜町に位置する病院で、急性期医療と救急医療の拠点病院である地域連携による保健・医療・福祉の活動を通じて、地域包括ケアに取り組んでいる。 |
井上クリニック | 東京都足立区に位置し、地域に密着したケアミックス型の病院。特別養護老人ホームなどの福祉施設への往診や自宅での看取りなども積極的に行っている。 |
公益財団法人 星総合病院 | 地域医療支援病院、2次救急指定病院、日本医療機能評価機構認定病院、日本がん治療認定医機構認定研修施設などの指定を受けている。また、先進医療を行う特定承認保険医療機関でもある。 |
公益財団法人 星総合病院 ほし横塚クリニック | 家庭医(総合診療専門医)が、子どもからお年寄りまであらゆる健康問題に対応し、診療を行っている。訪問診療や往診、また各種健康診断および予防接種に対応している。 |
筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 総合病院水戸協同病院 | 専門疾患からコモンな疾患まであらゆる内科疾患を、上級医のサポートのもと主治医として包括的に学ぶことが出来る制度が整備されている。 |
公立岩瀬病院 | 2次救急指定病院、医療派遣(DMAT)チーム、エイズ治療拠点病院、地域災害拠点病院などの役割を担っている。 |
都立墨東病院 | 都心東部にある区東部医療圏(墨田区、江東区、葛飾区、江戸川区)のおよそ半径5kmの中に、約180万人の人口を数える人口過密地帯に位置する地域基幹病院 |
江戸川病院 | 東京都江戸川区に開院して約90年の急性期病院(一般474床)。結核病院からスタートし現在ではがん治療などにも力を入れており、2次救急医療機関、地域医療支援病院、災害拠点病院、がん診療連携協力病院等の指定を受けている。 |
筑波記念病院 | 茨城県つくば市にある487床の2次救急指定病院。急性期医療を核として、回復期、療養期、在宅に至るまで包括的な医療体制を構築。地域医療支援病院、日本医療機能評価機構認定、災害拠点病院、DMAT指定医療機関他 |
浦添総合病院 | 沖縄県浦添市にある病院前~集中治療までカバーする3次救急指定病院。各科プライマリ・ケアを中心に、専門診療まで研修可能。病院内外でのスポーツ診療(整形外科のみならず救急や内科、薬剤部などとの多職種連携)にも力を入れている。 |
福島県立医科大学会津医療センター | 「会津医療センター」は大学附属施設として学生・研修医の教育・研究の場となります。また感染症対策・へき地医療支援などの政医療に取り組み会津地域全体の医療を支える機能を果たしています。 |
総合診療専門研修プログラム 統括責任者の声
統括責任者 内藤俊夫 教授
当科には全国で最も多くの不明熱症例が集まり、臨床推論を重視した診断に力を入れています。HIV感染症や他科からコンサルトされた感染症の症例を、感染症指導医の元で学ぶこともできます。
また、疫学や統計を専門とする指導医が、研修プログラム終了時までに英文研究論文が作成できるようサポートします。希望者にはプログラム終了後に大学病院の教官として働いていただきます。
ここでは毎日のように新しい発見があり、喜びを分かち合える仲間がいます。ぜひ一緒に勉強しましょう。
順天堂大学医学部総合診療専門医 研修プログラムについて
順天堂大学医学部附属順天堂医院の総合診療科は、平成5年に開設されました。患者さんを全人的にとらえ、専門診療科との連携により質の高い医療サービスを行うことをモットーに日々の診療にあたってきました。現在は地域との連携のもとプライマリ・ケアを行っております。
近年の医学、医療の進歩と変遷は目覚ましく、高度医療の更なる推進が求められています。一方で今後の日本社会の急速な高齢化等を踏まえると、健康にかかわる問題について適切な初期対応等を行い、地域医療を支える医師が必要となることから、総合的な診療能力を有する医師の専門性を評価するために、新たな基本診療領域の専門医として総合診療専門医が位置づけられました。
総合診療専門医コース 研修期間:3年間 (通常枠)
ローテーション例(研修期間3年間)
1年目
順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科 | 6か月 | |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 小児科・思春期科 | 3か月 | |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 産科・婦人科(選択) |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 整形外科・スポーツ診療科(選択) |
3か月 |
2年目
順天堂大学医学部附属順天堂東京高齢者医療センター 総合診療科 | 6か月 |
順天堂大学医学部附属練馬病院総合診療・性差科 | 6か月 |
3年目
順天堂大学医学部附属順天堂医院 救急科 | 3か月 |
新島村国民健康保険診療所 本村診療所 | 6か月 |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 総合診療科 | 3か月 |
先輩達の声
乾 啓洋
順天堂大学医学部附属順天堂医院 准教授 指導医
研究や教育に十分な実績のある大学病院の特徴を最大限に生かしながら、地域に貢献できる総合診療医を育成する専門医研修プログラムです。
皆様のニーズにお応えできる、柔軟性のある研修を目指していきますので、是非見学に来てください。
海渡 翔
順天堂大学医学部附属順天堂医院(新島村診療所出向経験者)
研究や教育に十分な実績のある大学病院の特徴を最大限に生かしながら、地域に貢献できる総合診療医を育成する専門医研修プログラムです。
皆様のニーズにお応えできる、柔軟性のある研修を目指していきますので、是非見学に来てください。
加野 美希
順天堂大学医学部附属 練馬病院 助教 指導医
練馬病院総合診療科は少人数体制で外来を重点的に行いながら入院患者も受け持ちます。common diseaseから珍しい疾患まで、幅広く診療でき、他科と連携しやすい環境が魅力です。
坂本 梨乃
順天堂大学医学部附属順天堂医院
子育て世代に優しく、とても理解のあるスタッフに恵まれ、たくさんのママさんドクターが活躍している医局です。私も2人の子供を育てながら働いています。まずはぜひ見学にいらしてください!
専攻医の受け入れ数について
毎年5名定員としています
ローテーションについて
後期研修1年目は基幹施設である順天堂医院で総合診療専門研修Ⅱとして総合診療科での基礎研修を行った後に、必修研修である小児科研修、救急科研修を3か月行います。後期研修2年目は近隣にある高齢者医療センター高齢者総合診療科または練馬病院総合診療・性差科、東京江東高齢者医療センターにおいて総合診療専門研修IIあるいは内科研修を行います。後期研修3年目は診療所における総合診療専門研修Iを行い、総合診療専門医に必要な知識や技能を補います。
専攻医の採用について
順天堂大学医学部総合診療専門研修PG管理委員会は、毎年6月から説明会等を行い、総合診療科専攻医を募集します。PGへの応募者は、順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床研修センター宛に所定の形式の『順天堂大学医学部総合診療専門研修PG応募申請書』および履歴書を提出してください。(締切におきましては現状未確定となっております。)原則として10-11月中に書類選考および面接を行い、採否を決定して本人に文書で通知します。応募者および選考結果については12月の順天堂大学医学部総合診療専門研修PG管理委員会において報告します。
申請書入手方法
臨床研修センターのWEBサイトより ダウンロード |
http://www.juntendo.ac.jp/ |
電話でのお問い合わせ | 03-3813-3111(代表、内線 3567) |
e-mailでの問い合わせ ※右記バナーよりお問い合わせください。 |
研修開始届け
研修を開始した専攻医は、各年度の5月31日までに以下の専攻医氏名報告書を、順天堂大学医学部総合診療専門研修PG管理委員会に提出します。
・専攻医の氏名と医籍登録番号、専攻医の卒業年度、専攻医の研修開始年度
・専攻医の履歴書
・専攻医の初期研修修了証